今回は人生を気軽に持ち運ぶためのインフラになり得る一つの施設として、宿泊できるコワーキングスペースの話。
コワーキングスペースは、オープンな場所で周囲とコミュニケーションしながら仕事をする場所でした。でも最近は泊まれるコワーキングスペースが世界中に増えてきていて、その拠点間を移動しながら仕事をする新しいノマドスタイルができつつあります。日本でもオリンピック前の宿泊需要増などの影響もあるのか、宿泊できる場所とワークスペースが一体となった施設が増えつつあるようです。
最近ではコワーキングに対して「コリビング」という言葉があったり、移動しながら宿泊して旅するように仕事をすることを「ワーケーション」「移働」などと呼ぶそうです。これらのキーワードもよくネットでみかけけるようになったということは、今こういったライフスタイルが求められているからなんだと僕は思っています。
こういった施設が増えてくると、前回の記事で書いた「バンライフ」のようなライフスタイルが成立しやすくなるので僕としては大歓迎。
・イベント「バンライフを語る夜」と渡鳥ジョニーさんの話
http://www.zuka3.com/entry/2018/06/11/084112
ちなみに宿泊できるコワーキングスペースの海外の事例としては、以前僕がエンジョイワークスさんのWEBメディア「ハロー!RENOVATION」に書かせていただいた記事を読んでもらえるとわかりやすいかと。
・ミレニアル世代の新ノマドスタイル。LA発のコ・リビングスペース「Podshare」
https://hello-renovation.jp/topics/1692
僕も都内近郊から都内へ通っている身として、宿泊できるコワーキングスペースが欲しいと常日頃から思っていました。そんな時に、ちょうど通勤の乗り換え駅である渋谷に泊まれるコワーキングスペースがあるのをネットで発見。
この日はじっくり話したい案件があり、しかも楽しい打ち合わせすぎて思わず終電を逃したので、その際にコミュン渋谷さんを訪問。
コミュン渋谷さんは、渋谷の南口から歩いて10分もかからない所にあります。1階がコワーキングスペース、2階より上が個室や宿泊スペースになっています。
利用料金もリーズナブルで、コワーキングスペースに関しては15分100円から利用可能。もちろん宿泊に関しては別料金ですが¥3000台から¥4000台で泊まれます。
入り口はこんな感じ。渋谷の奥の住宅街の中にひっそりと灯りが。
この日はもう0時を回っていたので後は寝るだけ。コワーキングスペースはさすがに電気が消えていました。なのでワークスペースは次の日の朝見せてもらうことに。
そしてさすがに眠くなってきたタイミングで、階段を上がって2Fの宿泊スペースへ。
とりあえずは靴と洋服をロッカーに入れます。
次にシャワーを浴びてさっぱり。水回りも清潔感あり。
洗面所もきれいで、アメニティグッズも充実!
宿泊スペースは皆さん就寝中のため、これしか画像はありません。
中はきれいめのカプセルホテルのような感じです。
各個室にはTVとヘッドフォン完備。
この日はTVを観る余裕もなくあっというまに意識を失いました。
次の日の朝、帰りがけにコワーキングスペースを見学。中はこんな感じです。
料金表もありました。
ワークスペースと就寝場所が一つになることで、郊外に住みながら都内で働く僕のようなサラリーマンや、地方で働く人の都内出張の際の拠点としても重宝されそう。ちなみに渋谷なので残念ですが駐車場はありません。
こういった場所が都内各所や地方にも増えていくと、移動しながら仕事をしたい人にとってはインフラとしてつかえるので本当にありがたいですね。今後このような泊まれるワーキングスペースを発見したら、また宿泊レポートをしたいと思います。
コミュン渋谷